同じミスは「分かっていない」だけではない
ミスをした直後、本人が「分かってる」と言うことがあります。保護者からすると、分かっているなら直してほしいと思うかもしれません。
ただ、サッカーでは「頭で分かっていること」と「試合中にできること」の間に距離があります。特にプレッシャーがかかる場面では、いつもの癖や判断のパターンが出やすくなります。
原因を広げすぎると、次の行動がぼやける
同じミスを繰り返す時、反省が「もっと集中する」「次は気をつける」で終わってしまうことがあります。これは悪いことではありませんが、行動としては少し曖昧です。
改善につなげるには、ミスを小さく分けて見る必要があります。
- 見るタイミングが遅かったのか
- 体の向きが準備できていなかったのか
- 選択肢を持つ前にボールを受けていたのか
- 失敗後の切り替えが遅れていたのか
このように分けると、「次は何を変えるか」が見えやすくなります。
同じミスを減らす第一歩は、反省を増やすことではなく、次に試す行動を一つに絞ることです。
「なぜできなかった?」より「次は何を試す?」
原因を考えることは大切ですが、問い方によっては本人が責められているように感じることもあります。
家庭では、「なんでまた同じミスをしたの?」よりも、「次に同じ場面が来たら何を一つ変える?」と聞く方が、前向きな会話になりやすくなります。
修正できる選手は、失敗を材料にしている
うまくいく選手は、ミスをしない選手ではありません。ミスをしたあとに、何を変えるかを考え、次の練習や試合で試せる選手です。
そのためには、振り返る、考える、試す、修正する流れを日常的に回すことが大切です。
まとめ
同じミスを繰り返す時は、本人の気持ちだけを責めるのではなく、ミスを小さく分けて、次に試す行動を一つ決めることが大切です。そこから修正の習慣が育っていきます。